2026年3月、家族5人で2度目のロサンゼルスへ行きました。当初組んだ日程は、3月25日出発・4月2日帰宅予定の7泊9日。最終的にはドジャース3試合、Los Angeles Lakers 1試合、Universal Studios Hollywood(USH)2日、さらにセコイア国立公園とヨセミテ国立公園まで入る、かなり濃い旅行になりました。
旅行後にカード明細や領収書を全部集計すると、実支出は約663万円。
約663万円でした。
「最初から650万円も使う豪華旅行を計画していたんでしょ?」と思われそうですが、全然違います。最初にあったのは、「2026年、もう一度ロサンゼルスへ行っておきたい」という気持ちだけでした。
そこから子どもの学校、大人の予定、ドジャース、Lakers、航空券、ホテル、チケットを一つずつパズルのようにはめていった結果、気づけばこの旅行になっていました。この記事では完成した旅程だけでなく、なぜ2026年だったのか、なぜ3月25日出発になったのか、そしてどの段階でいくら払ったのかを、当時のメールや領収書と一緒に振り返ります。
前編は、旅行を考え始めたところから、ドジャース開幕戦のチケットを公式で取ろうとして行き詰まるところまで。2024年の初LA旅行をどう組んだかは、すでに別記事で詳しくまとめています。
→ 総額約443万円、5人家族LA旅行|2024年の旅程の作り方

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きっかけは2025年ワールドシリーズ終了後|次は「投げる大谷」を見たい
2026年の旅行を漠然と考え始めたのは、2025年のワールドシリーズが終わったころでした。ドジャースは2連覇。そして大谷翔平選手は2025年後半から投手としても復帰し、2026年はいよいよ本格的に二刀流へ戻ってくる。
2024年の初LA旅行では、打者としての大谷選手をDodger Stadiumで見ることができました。だったら次に見たいのは、投げる大谷翔平。できれば、投げて、打つ。リアル二刀流を生で見たい。
大谷選手も2026年で32歳です。この先も二刀流を続けるかもしれませんが、投手としても打者としてもトップレベルでプレーする姿を、家族5人そろって現地へ行って見られる機会があと何年あるのかは分かりません。「またそのうち」ではなく、家族全員の予定を合わせられる2026年に行っておこう。そう考えるようになりました。

Lakersも今しかないかもしれない|レブロン、ドンチッチ、八村を見たい
そして長子には、もう一つ見せたいものがありました。NBAです。Los Angeles Lakersには、LeBron James、Luka Dončić、そして八村塁選手がいる。レブロンは言うまでもなくNBA史に残る選手ですし、ドンチッチも世界トップクラス。そこに日本人の八村選手がいる。
この3人を同じレイカーズで見られる機会だって、ずっと続くわけではありません。だったら2026年は、大谷翔平の二刀流、Lakers、そしてせっかくアメリカへ行くなら大自然も。この3本を軸にすることにしました。
旅行代についても、「数年待てば安くなる」と期待できる状況には見えませんでした。航空券、ホテル、スポーツチケット、アメリカの物価、さらに為替まで考えると、2〜3年待って同じ旅行が安くなる保証はありません。なら、行けるときに行っておこう。これも2026年に決めた理由です。

家族5人が動きやすいのは春休み|でも大人に春休みはない
問題は、いつ行くかです。子どもたちにとって一番動きやすいのは春休みでした。夏休みほど宿題も多くなく、学校を休まずに長めの海外旅行を組みやすい。一方、大人に春休みはありません。2025年末から2026年初めにかけてかなり忙しく、旅行を具体的に組み始められたのは2026年1月。春休みの海外旅行としては、かなりギリギリです。
まず確認したのが、ドジャースの開幕日と学校の日程でした。Dodger Stadiumでの2026年ホーム開幕戦は3月26日。子どもたちの終業式は3月24日。つまり、3月25日に日本を出れば、学校を休まずOpening Dayにも間に合う。ここはきれいにはまりました。
7泊9日にした理由|仕事復帰とスポーツ日程から逆算
2024年は8泊10日でしたが、今回は大人側の予定があります。航空券の日付を動かしながら考えた結果、3月25日(水)に日本を出発し、4月1日(水)にロサンゼルスを出発。4月2日の夜に帰宅できれば、4月3日の朝から予定に戻れる。ギリギリですが、7泊9日なら何とかいけそうでした。
この日程にはもう一つ大きなメリットがありました。滞在中、ドジャース戦を最大6試合、Lakersも3試合カバーできます。もちろん全部見るつもりはありません(笑)。ただ、1月の段階で大谷選手の先発日をピンポイントで当てるのは無理です。複数試合をカバーできる期間そのものを押さえておけば、その中から2〜3試合を選べる。Lakersも3試合のうち1試合を選べれば十分です。
さらに、わが家が航空券を検索した条件では、週末発着より水曜・木曜など週の中日の方が安い候補が出ることがありました。学校、仕事、ドジャース、Lakers、航空券。全部を並べると、「3月25日水曜日出発、これだ」となりました。

2024年にも使った方法ですが、個人手配の旅行ではExcelに日付を横並びにして、絶対に動かせない予定から置いていくとかなり分かりやすいです。まず飛行機、次にスポーツ。そのあとにホテルや観光をはめていく。最初から完璧な日程を作ろうとしない方が、わが家には合っています。
飛行機どうする問題|ANAプレエコ180万円、ビジネス300万円
日程が決まったら、次は航空券です。わが家はANAのSFC会員なので、まずANAで探しました。一応JALも確認しましたが、私が調べた時点では関西からロサンゼルスへ行く便の選択肢が限られ、ANAより若干高め。今回は海外の空港でトランジットするルートにもしたくなかったので、ほぼANA一択になりました。
まずは2024年と同じプレミアムエコノミー。家族5人で約180万円。普通に考えれば高いのですが、2024年旅行の影響で金銭感覚がおかしくなっていたのか、「まあ、こんなものかな」と一瞬思ってしまいました。
念のためビジネスクラスも確認すると、約300万円。うん、高い。これは却下。……のはずでした。
一度ビジネスクラスを知ると、なぜか毎回価格を見てしまう
ところが、一度ビジネスクラスの快適さを知ってしまった人間は弱いものです。出発日を変える、帰国日を変える、曜日をずらす。いろいろ試しましたが、今回の条件では家族5人300万円前後がほぼ底値に見えました。
さらに今回はドジャース開幕に合わせた春休み旅行です。直前まで粘って席が減ってから後悔するのも嫌なので、1月中には決めたい。そうして毎日のように見ていると、300万円という数字にもだんだん目が慣れてきます。危険です。
最後には、「みんな普段頑張っているし、これを口実に勉強やスポーツをもっと頑張ってもらえばいいんじゃない?」という名案(?)まで思いつきました。もう、かなりビジネスクラス側に心を蝕まれています。
2026年1月21日、ビジネスクラス300万円をポチ
そして2026年1月21日。とうとう予約画面の最後まで進み、ANAビジネスクラスを家族5人分予約しました。予約完了の高揚感はすごかったのですが、正式な領収書を見ると現実に戻されます。

約301万円。そこそこの車が買えます。「本当にこれでよかったんか?」という自責の念も出てきましたが、家族5人で二刀流の大谷を見に行ける機会があと何回あるか分からない。思い出はプライスレス。そんな都合のいい言葉を頭の中に並べて、自責の念を塗り替えていました(笑)。
しかも今回取ったのは、ビジネスクラスの中でも条件が厳しい安い運賃。予約後は子どもたちに「旅行まで怪我と病気だけはするなよ」と言っていましたが、本人たちは普通に出発ギリギリまで部活をしていました。親だけヒヤヒヤです。
実際のANAビジネスクラス、関西から羽田を経由してLAXへ向かった初日の様子はこちらにまとめています。
→ 2026年LA家族旅行1日目|家族5人でANAビジネスクラス

前半4泊はResidence Inn L.A. LIVE|スポーツ中心なので立地を優先
航空券を押さえたら、前半のホテルも決めます。旅行最初の数日はドジャースとLakersを中心にする予定だったので、3月25日から29日の4泊はResidence Inn Los Angeles L.A. LIVEにしました。
大きかったのは、Crypto.com Arenaが徒歩圏であることです。夜にLakers戦を見たあと、Uberの乗り場を探して渋滞の中をホテルへ戻るのではなく、そのまま歩いて帰れる。Dodger Stadiumへもロサンゼルス・ダウンタウン側からUberで動きやすく、家族5人で1室に泊まれることも条件に合いました。

予約画面では4泊合計2,270.16ドル。同じ部屋でも3月25日は289ドル、27日は679ドルと、日によってかなり料金が違いました。ホテルそのものの部屋、朝食、5人1室での使い勝手は、すでに別記事で詳しく比較しています。
→ ロサンゼルス家族旅行のホテルはどこが便利?実泊4軒を立地で比較

→ ロサンゼルス子連れホテル4軒を比較|5人家族の実料金・朝食・部屋

我が家が実際に泊まったResidence Inn L.A. LIVEはこちら!

まず到着後の3日を固定|開幕戦→Lakers→ボブルヘッド
航空券と前半ホテルが決まったら、スポーツの日程を固めます。Lakersの試合日、ドジャースのプロモーション日、ボブルヘッド配布日を見比べて、まず到着後の3日を次のように考えました。
| 日付 | 予定 |
|---|---|
| 3月26日 | ドジャース Opening Day |
| 3月27日 | Los Angeles Lakers |
| 3月28日 | ドジャース・ボブルヘッド配布日 |
ロサンゼルス到着翌日から3日連続。まあまあ忙しいです(笑)。でも、ここを先に決めると残りの日程がかなり見えやすくなりました。中でも絶対に外したくないのが、3月26日のOpening Dayです。
まずOpening Day以外の一般販売|Mastercard先行には参加できなかった
先に発表されたのは、Opening Dayを除く通常のレギュラーシーズンチケット販売でした。Dodgersから実際に届いたメールでは、Mastercard保有者向けの先行販売が2月11日11:00 AM PTから。日本時間では翌12日の早朝です。そしてメールの下部には、この先行販売はOpening Day 2026を除くことも明記されていました。

問題は、この時点で私はMastercardを持っていなかったことです。なので先行販売には参加できず、翌日の一般販売から勝負することになりました。
一般販売前にドジャースファンクラブへ加入|20%OFFなら元が取れると思った
実は一般販売前に、日本のドジャースファンクラブにも入会していました。有料会員向けの案内には、ドジャー・スタジアムでの公式戦観戦チケット割引と、球場内グッズショップでの割引が案内されていました。わが家が加入したコースではチケット20%OFFの案内があり、Opening Dayからグッズも割引になると考えていました。

ただし、チケット割引は1会員4人まで。わが家は5人なので、私と妻がそれぞれ有料会員になりました。45,000円+18,000円=63,000円。家族5人で複数試合を見る予定でしたし、球場ではユニフォームなども買うつもりです。「20%引きなら十分元が取れるだろう」と考えていました。
ここで大事なのは、少なくとも私が受け取ったこの案内メールには、「一部の席だけが割引対象」などとは書かれていなかったことです。この時点では、かなり素直に「ファンクラブに入れば観戦チケットもお得に買える」と思っていました。
一般販売日の深夜に座席表を開く|「は?もう良い席ないやん」
そして一般販売日。日本時間の深夜というか早朝に起きて、Dodgers公式サイトへアクセスしました。販売開始時刻に入るんだから、比較的自由に席を選べるだろう。そう思っていました。
ところが、Baseline Clubはほぼ残っていない。Field Levelも前方の良さそうな席からかなり少なくなっています。「一般販売開始」という言葉から、球場の席がほぼ一斉に販売されるようなイメージを持っていましたが、当然ながらシーズンチケットなど一般販売より前に購入できる枠があります。販売開始時刻に入ったからといって、良い席が全部残っているわけではない。ここは2026年にかなり実感したところです。
20%OFFを待つか、席があるうちに買うか|仕事中ずっと気になる
すぐ買うか迷いました。すでにファンクラブへ63,000円払っています。せっかくなら20%OFFを使いたい。「ファンクラブ向け販売が始まれば、同じような席を安く取れるんじゃないか」と考えて、その夜はいったん購入を見送りました。
ところが翌朝。仕事の合間に座席表を見ると、また良い席が減っています。少しして見ると、さらに減っている。20%OFFを待つべきか。それとも良い席が残っているうちに定価で買うべきか。この葛藤が仕事中ずっと頭の片隅にありました。これ、地味にしんどいです(笑)。
とうとう昼休みに3月28日の3FDを5人分購入
最後は我慢できませんでした。「もう買おう」。昼休みに3月28日の3FD・V列を家族5人分、公式から定価で購入しました。ファンクラブ20%OFFは使っていません。
この日はボブルヘッド配布日です。2024年にはPregame Tourも利用しましたが、2026年はかなり値上がりしていました。そこで今回はPregame Tourではなく、Early Entryを5人分追加。一般入場より先に球場へ入れるので、ボブルヘッド目当てで長時間並ぶ負担を減らせます。

手数料込みで1,816.75ドル。最終的なカード集計では約29万円になりました。3FDから実際にどう見えたのか、Early Entryでどう入場したのか、ボブルヘッドをどう受け取ったのかまで書くと完全に別記事になるので、その部分は公開済みの記事へ分けています。
→ 3月28日の実体験|Early Entry・3FD・ボブルヘッド
→ 3FD V列は実際どう見える?Field Level座席比較
数日後、ファンクラブ割引販売を見ると「思ってたんと違う」
3月28日のチケットを定価で買ってから数日後。ようやく日本のドジャースファンクラブ有料会員向けの割引販売が始まりました。せっかくなので、「定価で買わずに待っていたら、20%OFFでどんな席が買えたんだろう?」と確認してみます。
すると、私が確認した時点で割引対象として出てきたのは、外野席、内野でも外野寄り、そして3階席以上が中心。欲しかったような比較的良い席を自由に20%OFFで選べる、という感じではありませんでした。
その瞬間の率直な感想は、「詐欺やん……」でした(笑)。もちろん、制度そのものを詐欺だと断定しているわけではありません。ただ、「チケット20%OFF」という案内を見て夫婦で63,000円払った側としては、少なくとも「一部対象席が20%OFF」くらい書いておいてほしかった。これが率直な感想です。
結果としては、20%OFFを待たず3FDを定価で押さえておいてよかったと思っています。割引率だけを見るのではなく、そもそもその割引で自分が欲しいエリアを買えるのかまで確認しないといけない。一つ勉強になりました。
でも本命はまだ取れていない|3月26日のOpening Day
3月28日のチケットは確保しました。でも、今回の旅行で一番重要なチケットはまだ取れていません。3月26日、Dodger Stadium Opening Day。この試合があるから3月25日出発にしたと言ってもいいくらいです。
当時は開幕投手が山本由伸投手になるのではないかと考えていましたし、どうせOpening Dayへ行くなら、この試合だけはできれば良い席で見たい。「Home Run Seatsもいいな」と考えていました。ただ、通常シーズンの販売が始まってもOpening Dayだけは対象外。いつ売るのか分からず、毎日のように公式サイトやメールを気にする日が続きました。
2月24日、DodgersからOpening DayのMastercard先行メールが届く
そして2月24日。Dodgersから実際に届いたメールで、Opening Dayの販売案内を知りました。そこに大きく書かれていたのは、OPENING DAY 2026 MASTERCARD PRESALE。

「え、Opening DayもMastercard先行なん?」。ここで愕然としました。通常シーズンの先行販売を逃した段階でカードを作っておけばよかったのですが、その時点ではOpening Dayにも別のMastercard先行販売があるとは知りませんでした。
しかもメールには、Opening Day先行販売は1カード会員あたり4枚までと書かれています。わが家は5人。この時点で、さらに嫌な予感がします。
慌ててMastercardを作る。でも販売日には間に合わない
「今からでも即日発行できたら間に合うかもしれない」と思い、慌ててMastercardを申し込みました。ところが以前同じカード会社でVisaを作っていたため、2枚目は即日発行の対象にならず。結局、Opening DayのMastercard先行には参加できませんでした。
そして販売日の数日後、Mastercardが2枚届きます。……今じゃない(笑)。「次回以降、ちゃんと役に立ってくれよ」という気持ちでした。
この経験以降、「海外旅行ならVisaを1枚持っていれば十分」とは考えなくなりました。実際にLA旅行で複数ブランドをどう使い分けたかは、公開済みのクレジットカード記事でまとめています。
→ LA旅行のクレジットカードは1枚で大丈夫?5人家族の実例
Opening Dayの販売方式やMastercard先行について、チケット目線でもっと詳しく知りたい方はこちらです。
→ ドジャース開幕戦チケットの取り方|Mastercard先行を逃した2026年実体験
Opening Day一般販売|公式には入れる。でも欲しい席がない
Mastercard先行には参加できませんでした。もう一般販売で取るしかありません。また日本時間の早朝に起きて、Dodgers公式サイトを開きます。

3月28日の一般販売以上に良い席がありません。幸い、3階席や外野寄りにはまだかなり空席があり、「Opening Dayそのものに行けない」状況ではなさそうでした。どこでもいいなら球場には入れる。でも今回は、旅行の中で一番外したくない試合です。
公式に残っている席から妥協して買うか。それとも別の方法を探すか。ここで初めて、私は公式販売以外のチケットを本格的に探し始めました。
最初に開いたのは、SeatGeek。見てみるとOpening Dayの良い席がすでにかなり出品されています。公式ではもう選べなかったHome Run Seatsまである。画面も見やすく、座席位置も分かりやすい。日々見ていると、「公式より少し高いけど、この金額なら許容できる」と思えるレフト側Home Run Seatsまで出てきました。
よし。これならいけるかもしれない。狙っていた席を選び、カード情報を入力して、購入確定。
……NG。
「ん?」
ここから、Opening Dayのチケット探しはさらにややこしくなります。後編では、SeatGeekで何を試しても決済できなかったところから、初めてStubHubへ手を出し、レイカーズ、国立公園、USHまで7泊9日の予定が完成していく過程と、最終的に約663万円まで積み上がった実費をまとめます。

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