2024年8月、わが家5人でロサンゼルスへ8泊10日の家族旅行に行きました。
ドジャース観戦2試合、カリフォルニアのディズニー2日、そしてグランドキャニオン、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、ホースシューベンド、セドナを巡る2泊3日ツアー。こうして並べると、最初から完璧な旅程が頭の中にあったように見えますが、実際はまったく逆です。「子どもたちにドジャースを見せたい」というところから始まり、一つずつ条件を置いていった結果、この形になりました。
しかも、航空券→ホテル→ツアー→ディズニー、という順番で一直線に決めたわけではありません。最初の軸は「MLBの日程」と「家族全員が動ける日」。そこから航空券の価格、ホテル2部屋分の費用、国立公園ツアーの開催日、ディズニー2日券の条件、羽田後泊までを行ったり来たりしながら、パズルのように組み上げました。
この記事では、完成した旅程だけではなく、なぜそうしたのか、どこで迷ったのか、どこで失敗しかけたのかまで書きます。5人家族でLA旅行を個人手配したい方には、完成形そのものより、この「組み立て方」のほうが役立つと思います。
→ ロサンゼルス旅行にVELTRAがおすすめ|国立公園ツアー・空港送迎も

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まず見てほしい|これが当時ほんとうに使っていたExcelの旅程表

今ならAIに「この条件で10日間の旅程を整理して」と頼むこともできますが、2024年当時の私は、こうしてExcelに色を付けながら一つずつはめていました。ホテル、ツアー、野球、ディズニーを横一列に並べて、空いている日がどこなのかを目で確認する。かなり原始的ですが、これが意外と分かりやすかったんです。
ちなみに、8月2日の「昼予約済み」「夕予約済み」は、ディズニー内レストランの予約です。8月7日の「昼予約済み」も同じ。都ホテルは8月1日と2日の2泊で、8月2日のDisneyは宿泊ではなく日帰りです。こういう細かい情報まで、とにかくExcelに置いていました。
完成形はこうなった|5人家族LA8泊10日の全体像

最終的にはこの形になりました。ただし、ここで大事なのは、この完成図を先に作って予約を始めたわけではないこと。動かせない予定を先に置き、その前後に動かせる予定を入れ、最後に空港やホテルの細かい移動を詰めていきました。
STEP1|最初に固定したのは「8月6・7日のドジャース」

旅程づくりで最初に確認したのは航空券ではありません。まず見たのはドジャースのホームゲーム日程です。子どもたちに現地でドジャースを見せることが、この旅行の出発点だったからです。
そのうえで、学校、塾、部活などを含めて家族全員が動ける時期を重ねると、8月が現実的でした。そして2024年8月6日と7日にドジャースがロサンゼルスでホームゲームをする。この2日を旅行の主軸として固定しました。
ここから航空券と宿泊日数を調整します。わが家が実際に検索した範囲では、金曜や土曜を絡めるより平日発着のほうが安い候補が出やすかった。ただし、航空券が安くなるからと1泊増やすと、5人家族ではホテルが2部屋必要なので、その1泊分が意外と大きい。「5人分の航空券がいくら下がるか」と「ホテル2部屋を1泊追加するといくら増えるか」をセットで比較しました。
今ならAIに何パターンも計算させれば一瞬ですが、当時は自分で日付を変えながら何度も検索。結果として、2024年8月1日出発・8月10日帰宅の8泊10日に決めました。5人家族で10日間の旅行をするのはかなり思い切った決断でしたが、「せっかくアメリカまで行くなら、野球だけで終わるのはもったいない」という気持ちのほうが勝ちました。
実際のドジャース観戦記はこちら↓

ディズニーとドジャースのハシゴは可能なのか?についてはこちらをどうぞ!

ANAは4月8日に購入|5人全員プレミアムエコノミーにした理由

航空券を購入したのは4月8日。ANAを選んだ理由のひとつはSFC会員だったことで、座席は家族5人全員をプレミアムエコノミーにしました。航空券の合計は約172万円。5人分なので、購入ボタンを押すのにもまあまあ勇気がいります(笑)。
長時間のエコノミーで到着した瞬間からヘロヘロになるのは避けたい。一方で、5人全員をビジネスクラスにすると予算が跳ね上がりますし、子どもたちにそこまでの贅沢を当たり前にする必要もない。そこで、「長距離移動の快適さ」と「5人分の現実的な予算」の中間としてプレエコを選びました。私自身、長距離エコノミーがだんだん厳しくなってきた、というのもあります(笑)。
往路では、当時1人2,500円で機内食を少し上の内容に変更できたので、そこも追加しました。こういう小さな追加も5人分だと積み上がりますが、わが家では「到着するまでに体力を使い切らない」ことを優先しました。
なお、「4か月前なら必ず安い」という意味ではありません。今回、実際に探した範囲では、4月頃が価格だけでなく5人分の席もまだ選びやすく、私にはここが決断のタイムリミットに見えました。家族旅行では「安い席が1席ある」では意味がなく、同じ便に必要な席数が残っていることが重要です。
STEP2|野球だけではもったいない。次の柱はグランドキャニオン

ドジャースの日程と旅行全体の日数が見えてくると、次に考えたのが「野球以外に何を入れるか」です。せっかくアメリカまで行くなら、子どもたちに圧倒的な自然も見せたい。そこで候補に上がったのがグランドキャニオンでした。
調べていくと、グランドキャニオンだけではなく、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、ホースシューベンド、セドナまで一緒に回れるらしい。ただ、ここで初めてアメリカの距離感を理解します。地図で見ると近そうなのに、全然近くない(笑)。
| 候補 | 良さそうだった点 | わが家が気にした点 |
|---|---|---|
| LA→ラスベガスを飛行機+現地ツアー | ラスベガス発ツアーが豊富 | 5人+スーツケース5個で空港移動が増える |
| LA発ワゴンツアー | LAからそのまま大自然を周遊できる | 長距離だが、運転を任せられる |
| レンタカー | 自由度が高い | 時差ぼけ状態での長距離運転が怖い |
レンタカーは、以前アメリカで長距離運転した経験から候補から外しました。右側通行そのものより怖かったのが、時差ぼけによる強烈な眠気です。緊張しているのに眠くなる。自分ひとりならまだしも、今回は大切な家族を乗せるので、自由度より安全を優先しました。
VELTRAで見つけた2泊3日ツアーが、この旅行の「肝」になった

そこでVELTRAを見ていて見つけたのが、ロサンゼルス発でグランドキャニオン、アンテロープキャニオン、ホースシューベンド、モニュメントバレー、セドナまで2泊3日で回るツアーでした。しかも高評価。日程を見ると8月3〜5日が空いているように見えます。
料金は大人3人が168,506円×3、子ども2人が150,684円×2で、家族5人合計約81万円。長子は中学生だったため大人扱いです。ひとり約15〜17万円なので、もちろん安くはありません。ただ、実際に行ったあとでは、それ以上の価値があったと感じています。

グランドキャニオンの壮大さ、アンテロープの神秘、モニュメントバレーの「地球ではない惑星の荒野みたいな」広さ、ホースシューベンドの異質な造形。これを子どもの頃に見せられたことが、親として本当にうれしかったです。世界観が変わる、という言い方が大げさではないくらいの体験でした。




そして、ガイドのToshiさんが本当に素晴らしかった。何回でも称賛します(笑)。景色を見せるだけではなく、長時間のワゴン移動まで含めて家族が楽しめるようにしてくれたことが、ツアー全体の満足度につながりました。このツアーが良すぎて、2026年にも同じツアー会社を利用することになります。
ところが2026年は、想定どおりにはいきませんでした。それはまた別記事で(笑)。
わが家が利用したツアーはこちらです。
↓感動しかありませんでした。ぜひとも行って欲しい「LA発のグランドキャニオンツアー」です!

↓絶景に感動!我が家も参加したLA発ヨセミテ&セコイアツアー!

※2024年当時の体験です。料金・行程・催行条件は変更されるため、予約時は最新情報をご確認ください。
ここで罠|「カレンダーで申し込める」=「予約確定」ではなかった
このVELTRA予約では、かなりヒヤッとしました。当時の予約画面では、8月3〜5日に大人3人・子ども2人でリクエストできるように見えたので、「まだ余裕がある」と思っていたんです。
ところが、ここで理解していなかったのが「リクエスト」という仕組み。カレンダー上で申し込み操作ができても、その場でツアー枠が確定するわけではなく、現地ツアー会社がOKを出して初めて成立します。
それを知らずにいろいろ比較しているうちに時間が過ぎ、正式に申し込んだのは6月中旬。出発まで約2か月というところでした。その時点でも画面上では5人で申し込めるように見えたので、「当然いけるだろう」と思っていたら、返ってきたのは「枠がありません」。
いやいや、空いてるって表示されてたやん……となります(笑)。別日も提案してもらいましたが、8月6・7日のドジャース戦は動かせません。そこで事情を説明してやり取りを続けたところ、最終的に人員を確保してくださり、予定どおり8月3〜5日に参加できることになりました。
「行けない」と言われた瞬間に、ものすごく行きたくなる。人間、不思議なものです(笑)。結果的には本当に感謝しています。ツアーは乗合で、わが家5人のほか、新婚さん2人、母子2人を合わせた計9人でワゴン移動でした。
STEP3|最後に空いていた8月2日、テーマパークはDisneyにした

ここまで決まると、大きなイベントを入れられる未定日はほぼ8月2日だけになりました。8月1日は15時頃にLAX到着予定で、入国審査やスーツケースの受け取り、ホテル移動を考えれば夕方。帰国日の8月8日は昼便なので、こちらも観光日は作れません。
そこで「8月2日はテーマパークにしよう」となりました。ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドも考えましたが、今回はDisneyのほうが家族で楽しめそうだと判断。当初は8月2日の1日だけ行くつもりでした。
ところがチケットを調べてみると、2024年当時は1日券よりも2日券のほうが1日あたりではお得感がある。しかも、わが家が購入した商品では、1日目を決めて購入し、2日目は1日目から一定期間内に利用できる条件でした。
でも、もう空いている日はない。そこで予定表をもう一度見ると、8月7日はドジャース戦が夜です。「じゃあ朝からDisneyに行って、そのままドジャースタジアムへ行けばいいやん」となりました。なりました、というか私が決めたのですが(笑)。

アナハイムからドジャースタジアムまでは車で移動できる距離で、UberやLyftがあれば現実的。こうして、8月2日はDisney California Adventure、8月7日はDisneyland Park→ドジャース観戦という、かなり濃い2日間になりました。楽天で購入した2日券等の実支払額は約28万円です。


最後に残るのが「旅の前後」|羽田後泊と大阪空港の駐車場
現地のイベントが決まっても、まだ旅程は完成しません。大阪空港から羽田へ行き、羽田からLAへ。そして帰りはLAから羽田に戻り、大阪へ乗り継ぐ必要があります。
LAから羽田への到着は夜で、その日の大阪行き乗継便はありません。つまり羽田で1泊が必要です。予約したJALホテルは1室最大2名だったため、5人家族では3部屋。しかもホテル到着は23時頃、翌朝7時台の便なので4時頃には起きる。実質5〜6時間も滞在しません。

お金も痛いですが、スーツケース5個を受け取り、子ども3人を連れてホテルへ移動し、寝る準備をして、数時間後にはまた出発する。実際にやってみると、想像以上にしんどかったです。だから2026年は「後泊しない旅程にしよう」と決めました。ところが……そこでも事件が起きます。それは別記事で。
出発側も同じです。子ども3人+スーツケース5個で電車やバスを使うのは大変なので、大阪空港までは車で行くことにしました。ただし8月は繁忙期。以前、予約せずに行ったら駐車場が満車で焦った経験があったため、今回は予約開始日時を事前に調べ、時間ぴったりに予約しました。
繁忙期は本当に争奪戦で、私が見ていたときは5分もかからない勢いで予約枠が埋まっていきました。航空券だけ取って安心していると、最後に空港駐車場で困る。地味ですが、5人家族ではここまで含めて旅程です。
LAX→ホテルは、送迎ではなくUberに賭けた
LAXに到着してからホテルまでどう行くかも悩みました。大人2人、子ども3人、スーツケース5個。バスや電車は、治安面だけでなく機動力のなさを考えて今回は候補から外しました。
日本語対応の送迎は心強いのですが、当時5人で検索した範囲では10万円近い候補もあり、空港からホテルまでの移動だけでこれは痛い。悩んだ末、Uberに賭けることにしました。
結果として5人+大型スーツケース5個でも移動できましたが、車種選びやUber Reserveをめぐって、これまたいろいろありました(笑)。ここは情報量が多いので、LAXからUberで移動した実体験についてはこちらの記事をどうぞ。

LA旅行計画でUberが不安なら、LAXからUberで市内へで貸切送迎も比較しています。

こうして8泊10日が完成|旅程は「固定するもの」と「動かすもの」で考える
| 日付 | 最終的な予定 | 計画上の意味 |
|---|---|---|
| 8/1 | 日本→LAX→都ホテル | 15時頃到着なので移動日にする |
| 8/2 | Disney California Adventure→都ホテル | 最後まで空いていた丸1日を活用 |
| 8/3〜5 | グランドサークル2泊3日 | 大自然を旅行の第二の柱にする |
| 8/5 | セドナ→LA→InterContinental | ツアー終了後にホテル移動 |
| 8/6 | Dodgers Pregame Tour+観戦 | 旅行の主目的 |
| 8/7 | Disneyland Park→Dodgers観戦 | 2日券を生かして1日でハシゴ |
| 8/8 | InterContinental→LAX→帰国便 | 昼便なので観光は入れない |
| 8/9 | 羽田到着→JALホテル後泊 | 当日大阪へ乗り継げない |
| 8/10 | 早朝便で大阪へ→帰宅 | 旅行終了 |
こうして見ると、かなり詰まっています。でも、全部を同じ優先順位で詰めたわけではありません。ドジャースの日程は動かせない。家族が行ける時期も簡単には動かせない。グランドサークルは催行日が限られる。Disneyは比較的動かしやすい。 固いものから置いて、柔らかいものを後で動かす。この考え方で旅程を組みました。
総額は約443万円|費用の全内訳は別記事に分けます
最終的に、この2024年8泊10日旅行で使った金額は約443万円でした。ANAプレミアムエコノミー、ホテルは基本2部屋、Disney2日、Dodgers2試合、グランドサークル2泊3日まで入れているので、節約旅行ではありません。
ただし、この記事の主役は「何にいくら使ったか」ではなく、どうやって旅程を組み立てたかです。航空券、ホテル、Disney、Dodgers、ツアー、現地移動、保険などの内訳をここに全部並べると話が散るため、費用は別記事でまとめます。
我が家が泊まった4つのホテルのコスパについてはこちらをどうぞ

個人手配の価値は「最安」ではなく、家族のやりたいことを全部つなげられること

旅行会社に頼めば、似た旅行を作ること自体はできると思います。ただ、Dodgersを2試合、Disneyを2日、その間に2泊3日のグランドサークルを入れ、5人+スーツケース5個の移動まで全部つなぐとなると、一般的なパッケージにはまずありません。
フルオーダーメイドなら可能でしょうが、同じ条件で見積もりを取ったわけではないので、「旅行会社なら○倍」とまでは言えません。それでも、自分で組んだからこそ、わが家が本当にやりたいことだけを詰め込んだ旅行になったと思っています。
飛行機にはお金をかける。長距離の大自然周遊は安全を優先してプロに任せる。市内移動はUberやLyftで自由度を取る。Disney2日券は夜のDodgers戦と組み合わせる。どこにお金を使い、どこを自分たちで動くかを、自分たちで決められる。これが個人手配の一番大きな価値でした。
2024年は手探りでした。でも、この旅行があったからこそ、2026年は「前回こうだったから、今回はこうしよう」とかなり改善した旅程を組めました。……それでも事件は起こるのですが(笑)。2026年リベンジ編も、順番に書いていきます。
2026年2回目のLA旅記事はこちら↓

※本記事の料金・予約条件・サービス内容は2024年当時の実体験です。航空券、ホテル、テーマパーク、現地ツアー、駐車場などの価格・条件は変動します。実際の予約時は各公式サイト・販売ページで最新情報をご確認ください。
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